October 13, 2016

腕時計物語。

5年以上愛用している某ブランドの腕時計。


電池が切れてから暫く放置していました。

と言うのも、

このブランドの腕時計は特殊らしく(よくある話だと思いますが)、
電池交換だけでも、そのブランドのサービスセンターに郵送するか、
フラッグショップに預けるか。

どちらも3週間ほど掛かり、着払いで送ってくれるというシステム。

電池交換だけで3,000円(税抜)。

んー

この3週間待ちと値段がどうにも嫌で、ずっと躊躇っていた訳です。


普段は付けていない事も多いし、
時間が知りたければスマホを見るので、不便は無いのですが、
ライブの日はいつも付ける習慣があったので、
何も無いのは気持ち悪い。
と、最近のライブでは、動いてない腕時計を巻いていたほどです。


なんだそれ。

と、さすがに自分にツッコみ、

重い腰を上げ、電池を交換してもらいに、
都内の某ブランドショップに預けに行ってきました。

ここまで来たんだからせっかくだし、
電池交換だけでなく、ガタがきてるレザーのベルトも交換してもらおう。
(関係無いけど、30気圧防水でベルトがレザーってなんなん)

という具合に、色々注文書を作成。


『動かない原因が電池ではなく故障だった場合は、別途修理費が掛かります。』
『純正ベルトの在庫が国内に無い場合は、海外からの取り寄せで2ヶ月ほど掛かります。』

おお。

そうなってくるよね。やはり。

下手すると新しいの買った方が安いパターン。

いつ手元に戻るのか。
最終的にいくらになるのか。

滅多に無い事なので、それなりにワクワクはしていました。




1週間後。


一通の封書が送られてきました。


某ブランドから。


『回路不良の為、ムーブメント交換が必要でしたが、日本海外ともに部品在庫がございません。』

直せないらしい。


『誠に勝手なご提案ではございますが、代替品交換のご提案をさせていただきたく存じます。』

商品カタログが入っていた。


『商品代替時は、ご使用いただいておりました商品はお戻ししておらず、変換後の返品、お取り替えは出来ません。』

つまり、安く買える代わりに、前のは返してくれないらしい。



んーなるほど。そうきたか。


でも、カタログの商品が全部カッコ良くない(個人の感想)。


ので、とりあえず一旦返してもらう事に。



さらに1週間が過ぎ、腕時計が無事帰還。


どうしたものか。

まあ、1度はベルト交換や修理も想定して、1万数千円の覚悟をしたのだから、
そのお金で新しいの買うか。

気持ちを切り替え、マジで浮かれる5秒前。


待てよ。


違和感。





僕ね。ほんと嫌な性格してて。

経験から、勘でわかるんです。


この腕時計、




直るぞ。




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そもそも、電池交換で3,000円(税抜)が高いと思って躊躇っていたのは、

近所にある個人経営のメガネ屋さんが、
腕時計の電池交換を500円(税込)でやっているからです。

僕も別の腕時計で何度かお世話になっています。


じゃなくても、標準の腕時計用ボタン電池なんかは、
日本製の物でもアマゾンで1個150円で売ってます。

ブランドに預けた電池交換の何にそんな掛かるのか。
どんな電池を使ってるのか。

もちろん諸事情を察した上で、一応純正ルートを使いましたが、
結局そこが白旗と言う事なので、


僕的には、自分の目で確かめないと納得いかない。
5年以上動いていた腕時計が止まったのだから電池でしょ。故障じゃないでしょ。

とにかく、いっぺん新しい電池を入れてみようよ。


と言う事で、近所のメガネ屋さんへ。



メ「いらっしゃい。」

亦「すみません。腕時計の電池交換お願いします。」

メ「はいよ。」

引き出しから特殊な工具が沢山出てくる。
ちょっと興奮。

パカッ

慣れた手付きで簡単に裏蓋を開ける。


メ「ほう、この時計は電池が3つなんだね。」

亦「へー。」

そうらしい。


メ「こっちの1つは標準のアナログ(針)用の電池で、珍しいこっちの2つは多分デジタル表示用だろうね。」

メガネ屋のおじさん曰く、
この腕時計には2種類のボタン電池が、アナログ用に1つとデジタル用に2つ必要らしい。

そんな事もわかるのか。メガネ屋さんなのに。


メ「アナログ用の電池はあるけど、こっちのデジタル用の電池は在庫が無いなあ。」

亦「まじすかー、、珍しい電池なんですね。。」

この時、入っていたボタン電池の型番をメモる。


メ「とりあえず、アナログの方だけでも入れてみようか。動かなかったら話にならないからね。」

亦「あざっす。」


メ「んー。。入れても動かないね。。これ、止まってからどれくらい経ってる?」

亦「まじすかー、、えっと、止まってから2〜3ヶ月くらいですかね。」

メ「ダメだよ。止まったらすぐ持って来ないと。アナログ腕時計ってのは常に動かしてないと、歯車に塗った油がどんどん固まってっちゃうからね。どっか1ヶ所でも固まったらもう動かないから。」


亦「、、まじすかー、、」

メ「残念だったね。新しい電池抜いたから、お代はいらないよ。」

と言って、裏蓋を閉めようとするメ。


メ「おや?この裏蓋は手じゃ閉められないタイプのヤツだね。開けるのは簡単なんだけど。」

そんな所も特殊なのか、某ブランド。


別の引き出しからこんな道具を取り出すメ。

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メ「腕時計の裏蓋閉め器〜〜〜。(言ってない)」

その為だけの道具があんのかい。ってか、万力じゃん。


バチンッ

メ「はい」

本当に手じゃ閉まらないのか。ってくらい簡単に閉まった。


亦「お手数お掛けしました。ありがとうございました。」



ダメだった。





え?



話が長いって?



いやいやいや、



これからですよ。






僕はまだ諦めてません。


この歳まで生きてると、
"根拠の無い勘"って言うのは、
根拠を言葉に出来ない。ってだけで、

生きてきた経験そのものが根拠なのです。

なんとなくそうだと思った事は、結構そうなのです。


違和感の正体がわかるまで、納得は出来ないのです。



根拠の無い勘が流れを読む。


この腕時計、




直るぞ。




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ここのメガネ屋さんには、
別の腕時計で何度かお世話になっています。
と書きましたが、

正確には、今まで2種類の腕時計で計3回電池交換をしてもらいました。
どちらもアナログ腕時計で、止まってから1年以上放置してから電池を入れて動いています。

そのうちの1つは、今臨時で使っています。


そんな事より、

僕は素人だから、どれがアナログ用で、どれがデジタル表示用か、
電池の配置では判断出来ないけど、

とにかく、いっぺん新しい電池を"全部"入れてみようよ。


ダメで元々でしょ。

それで動かなかったら、1万数千円相当の新しい腕時計を買うよ。楽しみ。



帰宅してすぐ、

標準の腕時計用ボタン電池1つ(150円)と、
メガネ屋さんでメモった型番のボタン電池2つ(259円×2)をアマゾンで購入。
ポスト投函で関東への配送料無料。



3日後。電池が3つ揃う。


さてと。


工具が無いぞ。( ˙ ∞ ˙ )





でもメガネ屋さん、簡単に裏蓋開けてたな。

なんか適当な固いヘラ状の何か、、

という事で、キーホルダーの角っこを使ってみる。


パカッ

超余裕で裏蓋が開きました。



さてとさてと。

こっからがメインイベントです。(このブログの)


ピンセットも無いので毛抜きで、
電池を固定するパーツを外して、

新しいボタン電池を3つハメ込む。


パチッ

パチッ



パチッ、、っと。

















動いた。




ほら、


アナログもデジタルも。


普通に動いてるじゃん。



なんなん。


動くじゃん。




動くじゃーーーん!




電池全部入れたら動くじゃーーーん!



回路不良の為のムーブメント交換ってなんやーーーー!

歯車に塗った油がなんやーーーー!


電池やろがい!!

電池やろがい!!



あ、ちなみにこれ誤解されるとアレなのですが、
ディスってる訳じゃないんです。
諸事情を察した上です。



僕は直れば何でもいいのです。





さてと、、、








裏 蓋 が 閉 ま ら な い 。( ˙ ∞ ˙ )




!!!!!!!!



手じゃ閉められないタイプのヤツーーーー!!!


開けるのは簡単なんだけどーーーー!!!





メ、、メガネ屋さーーーん!!




(ちなみに"腕時計の裏蓋閉め器"はアマゾンで1,400円で売ってます)




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メ「いらっしゃい。」

亦「あの、、こないだ診て頂いた腕時計なんですけど、、電池全部入れたら動きまして。。で、裏蓋が閉まらなくてですね、、閉めてもらう事って出来ませんか?」

メ「あー、うちね、そういうの出来ないんだわ。」





(ω)





亦「はい?」


メ「蓋閉めるだけとか。」


亦「え?  いや、でもこれついこないだ診て頂いた腕時計なんですけど。。」


メ「そうなんだけどね。他の人が弄ったモノは触れないんだよ。お客さんが無理矢理閉めようとして裏蓋が歪んじゃってる可能性もあるし、もしそれで僕が閉めたら壊れちゃうかもしれないでしょ?責任取れないからね。」



んーなるほど。そうきたか。


これは残念ながら理解出来る。
もし僕が店で働く立場だったらどうだろう。例えどんな簡単な事でも、イレギュラーな注文を受けるだろうか。僕は主任や店長や社長のような、何かあった時に責任を取らされる役職についた事はないけど、逆にそう言う人は自分がミスした時、自分で責任を取らせてもらえるが、その下で働く人間は、もし自分がミスをしても自分で責任を取る事も許されないのだ。そんな責任を取らせてもらえない立場の人間に責任があるとするならば、とにかく余計な事はしない。任されてない事は自分で判断しない。という事だ。今回の某ブランドサービスセンターの対応しかり、メガネ屋さんの対応しかり、この臨機応変には対応しない徹底的マニュアルマニュアルをディスるつもりは無いと書いたのも、自分がもし同じ立場ndt、、(この間約0.5秒。)


メ「まあ、別に壊れてもいいならやるけど。」



個人経営ーーーーーーーーーー!!!




亦「ほんとすみません。お願いします。」


バチンッ


メ「はい」

DSC_0224s







長い長い戦いが終わった。





結局、


3日と668円で直ったんだな。




あーあ、




新しい腕時計が欲しい。




(爆)









帰宅して、パソコンデスクに座り一息。



ふと、パソコンに目を向けると、

そこには、



毛抜きで外した、電池を固定するパーツがまだ転がっていた。


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ハメ忘れたーーーーーーー!!!



戦いはまだ終わりそうにない。


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photo by azumix 2014


vo マタヒラ


esolablog at 17:24│Comments(0)

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